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道の駅むなかたで迎える特別な朝。ライと楽しむ週末キャンピングカー旅

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  🚐 夜の出発、そして静かな到着 金曜日の夜。  仕事を終え、シャワーを浴びてからゆっくりと出発の準備をしました。 我が家のキャンピングカー「アドリアMBマトリックス」に荷物を積み込み、出発したのは21時を過ぎた頃でした。 自宅のガレージを出て、夜道をゆっくりと走り出しました。 夜間の運転は視界が狭く、特にガレージからの出庫時は壁が見えづらいため、普段よりも神経を使います。 安全運転を心がけて約1時間半後に到着したのは「道の駅むなかた」です。 昼間にはよく訪れますが、夜に訪れたのは初めてのことでした。 そして、驚きました―― 駐車場にはすでに多くの車中泊をされている車が並んでいました。 普通車からミニバン、キャンピングカーまで、多彩な車が所狭しと停まっていました。 その光景を目にした瞬間、なぜか心が高ぶりました。 静まり返った中、エンジン音にも気を配りながら慎重に駐車しました。 プロパンガスもバッテリーもフルチャージで安心、と思っていましたが、実は走行充電ができていませんでした。 その原因については、また別の機会にお伝えしたいと思います。 🐾 朝5時。ライと迎える清々しい空気 翌朝、目を覚ましたのは朝の5時過ぎでした。  MBマトリックスのドアを開けると、すでに他のキャンピングカーからも人々が出てきていました。 皆さん早起きで、それぞれが静かな朝の時間を過ごされているようでした。 ライを連れて朝の散歩に出かけました。 短いリードでゆっくりと歩きながら、道の駅の外周を散策しました。 海風を感じながら静かな朝の地面を踏みしめる――それはまさに至福のひとときでした。 ベッドの寝心地も大変良く、前日の疲れがすっかり取れていることも嬉しいポイントでした。 キャンピングカーならではの「快適な目覚め」が、旅の気分をさらに盛り上げてくれました。 🍳 キャンピングカーでの朝ごはんは格別! 朝ごはんは、妻――ここでは「ライママ」と呼ぶことにいたします――が、いつも以上に腕を振るってくれました。  ライママも、このMBマトリックスでの旅を心から楽しんでいるようで、アクションカメラを使って自ら料理の様子を撮影し、動画編集まで楽しんで行っています。 限られたスペースながらも充実した設備のキッチン。 振り返ると、140Lの冷凍冷蔵庫、...

キャンピングカーと海と神社。ライと巡る、山口・海辺の春旅

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  仕事を終えた金曜の夜、私たちはキャンピングカーに荷物を積み込み、自宅を出発しました。時間はすでに21時を回っていましたが、目指すのは福岡県田川郡にある道の駅「 おおとう桜街道 」。 下道をゆっくり1時間半ほど走り、到着したのは23時過ぎ。少し驚いたのは、大きな駐車場にすでに多くのキャンピングカーが泊まっていたこと。やはり人気の道の駅です。私たちの愛車・MBマトリックスは全長7.7m。大型車のスペースに停めさせてもらいました。 辺りはとても静かで、まるで「もうみんな寝ているよ」と言わんばかりの落ち着いた雰囲気。夜のトイレも清潔で、安心して休むことができる環境が整っているのは嬉しいですね。 遅めの夕食には、温かいうどんとお稲荷さん。簡単だけど、車中泊旅の定番メニューです。食事を終えたらすぐにベッドで就寝。ライもぐっすり。 翌朝、いよいよこの旅の目的地「 小田大浜キャンプ場 」へ向かいます。 ここは山口県長門市の油谷(ゆや)エリアにある海辺のキャンプ場。インターネットで見たときは「無料」との記載があったように思っていたのですが、現地ではきちんと管理されていて、私たちは2000円を支払って利用させていただきました。 現地に着いてまず感動したのは、窓から見える海の美しさ。まるで絵画のような景色に思わずため息が出ます。ライも窓の外をじーっと見つめて、まるでその美しさを感じ取っているかのようでした。お気に入りのキャンプ場リストに即追加です。 この日、キャンピングカーで来ていたのは私たちだけ。あとはソロキャンパーが多く、皆それぞれの焚き火台を前に、海を眺めながら静かな時間を過ごしていました。そんな空気感に包まれながら、私たちはオーニングを出して、テーブルとチェアだけの簡単な設営。夕食はキャンピングカーの中で調理した、ほうれん草と鶏肉の炒め物、白ごはん、鯛のお吸い物。シンプルだけど景色という最高のスパイスが加わって、格別の味に。 地元のおじちゃんが話しかけてきて、「こんな大きなキャンピングカーは初めて見た」と目を丸くされていました。その方は若い頃に船会社で働き、世界中を旅した経験があるそうで、「ヨーロッパで見たキャンピングカーを思い出した」と、懐かしそうに話してくれました。こうした偶然の出会いも、旅の楽しみのひとつですね。 夜はお酒を一杯いただきながら、波の音をBG...

我が家にキャンピングカーが来た日

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  2025年4月5日。我が家に待望のキャンピングカー『アドリアMBマトリックス』がやってきました。 幼いころ、家族とよくキャンプに出かけていた私。キャンプの思い出は今も鮮明で、50歳を超えた今でもキャンプの計画を立てる時は子ども時代のようにワクワクします。我が家にトイプードルの莱(ライ)君がやってきてからは、どこへ行くにも家族とライ君がセットです。宿泊場所もペットOKの施設に限られるため、自然と車中泊やキャンプ中心の旅が増えていきました。 ずっと憧れていたキャンピングカーでしたが、「これだ!」という一台に巡り会えず、時々レンタルをする程度でした。そんな中、2023年1月に『アドリアMBマトリックス』という一台のキャンピングカーに出会いました。日本にはまだ現車もカタログもなく、スロベニアのホームページ情報を何度も確認して、ついに注文を決意しました。 そして2年後の2025年4月5日。納車は岡山県倉敷市のデルタリンク倉敷ベースまで新幹線で向かいました。長く待ちすぎたためか実感は薄かったものの、心の中ではずっとワクワクしていました。デルタリンク倉敷ベースに到着すると、担当の西岡さんが駅まで迎えに来てくれました。施設にはドッグランがあり、まずはライ君をゲージから解放して思いきり走らせました。 そして、いよいよ『アドリアMBマトリックス』と初対面。全長7.7m、全幅2.3m、全高2.9mという大きな車体は想像以上の迫力で、メルセデスベンツスプリンターの堂々としたフロントフェイスが印象的でした。西岡さんから操作方法など詳しく説明を受けて、緊張しながら初めての運転を開始しました。 その日は仏滅だったため、出発してすぐに近くの吉備津彦神社でお祓いを受けました。境内までの狭い道で焦りながらも、無事お祓いを済ませ、おみくじはなんと「大吉」。キャンピングカーライフの素晴らしいスタートとなりました。 自宅までの約500kmの道のりでは、「自宅のガレージに本当に入るのだろうか」という長年の 不安が頭をよぎりました。帰宅後、いよいよ緊張の車庫入れ。何度も切り返しを繰り返し、 ようやく成功した瞬間、2年間抱えていた不安が一気に吹き飛びました。「このキャンピングカーを選んで本当に良かった!」と初めて実感した瞬間です。汚れた車体を純水と高圧洗浄機で綺麗にしながら、喜びと達成感を噛みしめまし...